いま店頭にあるみすず書房のPR誌「みすず」の読書アンケート特集にて、上野千鶴子先生が、
蘭信三・小倉康嗣・今野日出晴先生の編著
大川史織さんの編著
を選んでくださっています。
「「ポスト体験世代」の責任が問われている。……長生きはするものだ」と評してくださっています。
また明治学院大学の名誉教授でアフリカ研究者の勝俣誠先生が、
大川さんの前著『マーシャル、父の戦場――ある日本兵の日記をめぐる歴史実践』
を取り上げてくださいました。
「日記が、生き残った戦友の手で、遺族に渡され、時代を超えて人々に次々と記憶と創造力を産みながら旅を続ける。内なる記録がこんなに密な広がりを実現できるのかとその表現伝達手法に感心した」
ともにとてもありがたいことです。
「みすず」は書店店頭で入手可能。ぜひご覧くださいませ。
なお、2021年の刊行書籍のなかでぼくが面白く読んだものを挙げると(自社本は除く)、
・エルヴィス・コステロ/夏目大訳『エルヴィス・コステロ自伝』(亜紀書房)
・前田啓介『辻政信の真実―失踪60年―伝説の作戦参謀の謎を追う』(小学館)
・寺尾紗穂『天使日記』(スタンドブックス)
・藤岡みなみ『ふやすミニマリスト』(かんき出版)
読んだ順にこの4冊になります。
みごとにバラバラな読書傾向ですが。
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