• みずき書林

「わたしとはあなたでできている」


つくづく思うけれど、毎日、気持ちは変わります。

我ながら軽率なんじゃないかと思うくらい、気持ちは日々入れ替わります。


昨日はひどい気分でした。

今日はいい日でした。

それは午前中にもらった電話と、午後に会っていた人たちと、今日もらったいくつものメッセージのおかげです。


こうなる前までは、「大人は自分の機嫌は自分でとる」ということばに頷いていました。

毎日いろいろ起こるけど、大人たるもの、精神のバランスは自分で維持しないといけない。

いまでも基本的にはそのように考えています。でも、僕の精神のバランスは、周りにいてくれる人に強い影響を受けています。


今日ある方からもらったメッセージのなかに、こんな一節がありました。

「わたしとはあなたでできている」

心からそのとおりだと僕は思うのです。

このことばに共感しない人もいるでしょう。確固たる自己を自身のコアに持ち、何があろうと、他者など関係なく、そのコアを揺るがせないで生きていける人もいるのかもしれません。

でも僕はどうやらそうではないようです。


あなたが喜ぶと僕も嬉しいし、あなたが悲しむと僕もつらい。

クソみたいな気分のとき、あなたの何気ないひとことで僕は立ち直る。

あなたから好かれていると感じられるなら、その日一日上機嫌で過ごせる。

僕はあなたたちでできている。

願わくば、僕もあなたを形作っている一部でありますよう。


今朝電話をくれた友人は、過保護なオカンと愛情深い恋人と商品知識豊富な電気屋のスタッフが合わさったような熱心さで、僕の体調管理のための環境を整えてくれようとします。

昼にメールをくださった方は――実際に会ったのは一度しかないにもかかわらず、本作りの濃密なやりとりの結果、お互いに気が合うことを確信していて――一緒にもっともっと本を作りたいと書いてくださっていました。

午後に会っていたふたりは……地獄の地下4階で出会った、最良のパーティです。



こんな病気になって、サイテーだ。

でもこの数日、たくさんのメッセージをいただき、たくさんの話をして、たくさんの心遣いをいただき、僕はあなたたちから好かれていることを疑わなくてもいいと知りました。

そういうことを実感できるのは、むしろ幸福なことなのかもしれません。


毎日ころころ気持ちが変わって面目ない。

今日はいい日でした。



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勇敢と恐怖

※今日もまたしても病気のことです。 「そういう話はちょっと……」という方は飛ばしてください。 でも、いまの僕にとっては最大の関心事のひとつです。 いつもこのブログを覗いてくださる方々を心配させるようなことは書くべきではないのかもしれません。 でも、記録として残しておきたいのです。 (それを記録することが将来何の役に立つのかは知りません。ただ、なるべく正直に書いておきたいと思います) * 9時に病院