『いかアサ、』朝日新聞のブックサイト「好書好日」で紹介されました!
編者の岡本先生、小宮先生のインタビュー。
この本は、おふたりのアツさと高い能力によってわずか1年で完成しました。
ふたりの編者のチームワークは見事なもので、そこにはある種の役割分担がありました。
編集中、岡本先生は「小宮さんを前に出して、自分は下がって支える」という趣旨のことをしばしばおっしゃっていました。
このインタビュー内にも、
「本当に、小宮さんのように面白さを熱く語る人間が増えたら……」
という発言があります。
小宮先生が歌って踊れる甲冑姿の役者で、岡本先生は演出家、そして編集担当岡田は構成。
バンドでいえば、小宮先生がボーカル&ギターで、ベースの岡本先生とドラムの岡田がリズム隊。
サッカーでいえば、岡田がディフェンダー、岡本先生が司令塔、小宮先生がフォワード。
なんとなく、そんな役割分担でやってきました。
このインタビューのおふたりの掛け合いも、よく読むと、補足し解説し、ベースラインを奏で、パスを出す岡本先生の采配が見えてきます。
そして、
小宮 今、大学生の間に「ちゃんと就職しなきゃ」「安定しなきゃ」という意識が広まり過ぎていると感じます。勉強は楽しくないもので、楽しいことは追究してはいけない、と。(中略)もっとみんな適当に生きてもいいんじゃないかと思います。「うるせー、楽しいからやるんじゃ!」という志の低さの方がかえって(研究の道に)行きやすいかもしれない。
楽しいことを追究することを、あえて「志の低さ」と形容してみせる小宮先生、すばらしいですね。
研究も仕事も、志低く、いきたいものです。
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