小社の次の新刊となる早坂暁先生の『この世の景色』、ひとまず情報を公開しました。
小社サイトの書籍情報はこちら。
版元ドットコムの情報はこちら。
また、関連して早坂先生の言葉をつぶやくbotも作ってみました。
桃井かおりさんからいただいた「はじめに」の原稿の一部も紹介しています。
暁(ギョウ)さんへの愛に溢れた、勢いのある素敵な文章です。
以下は、上記の版元ドットコム用に書いたテキスト。
反骨だけど偏屈ではなく、優しいけれど甘くなく、泣きそうなときは笑うことにしている。
いまこそ、このチャーミングな作家に学ぶことはたくさんあると思います。
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「夢千代日記」「花へんろ」「天下御免」「天国の駅」「ダウンタウン・ヒーローズ」「華日記」「公園通りの猫たち」など多くの名作ドラマ・小説を遺した早坂暁のベスト・エッセイをセレクトしました。
昭和に大活躍した作家・脚本家なので、いまの若い方はもしかしたらあまり知らないかもしれません。
でも、早坂暁という人の面白さ、やさしさ、自由さを、いまこそたくさんの人に知ってもらいたいと思っています。
平成を越えて令和になり、昭和という時代は――とりわけ戦後の社会は、庶民の哀しさや健気さといった、ある種のノスタルジーを感じさせる時代としてイメージされることが増えました。
そのイメージは、早坂暁のドラマや文章によって作られた部分が、たしかにあります。
遊び心とはどういうことなのか。
悲しいときや切ないときに、大人はどんなふうに笑えばいいのか。
早坂暁のエッセイには、そんなぬくもりがたくさん詰まっています。
想像力をことばにすることで生きていた男の、至芸をお楽しみください。
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