大川史織編著『なぜ戦争をえがくのか 戦争を知らない表現者たちの歴史実践』
の刊行を記念し、本屋B&Bでトークイベントを行います!
3月1日(月)20時より、ぜひよろしくお願いいたします。
(オンラインのみのイベントとなります)
大川さんはドキュメンタリー映画監督。
遠藤さんは工芸・美術家。
土門さんは小説家。
大川さんのフィールドはマーシャル諸島。
遠藤さんはハノイ在住でいまは沖縄を中心に活動しています。
土門さんは朝鮮戦争を背景に、広島を舞台にした小説『戦争と五人の女』を書いています。
それぞれにぜんぜん異なる活動を展開してきたわけです。
いっぽう共通点に目を向けると、みなさん80年代生まれで若い。
そして、インタビューが仕事の中心のひとつになっています。
この本がそもそもインタビュー本ですが、ドキュメンタリー映画は人の話を記録していくことで成り立っていますし、遠藤さんの工芸も、さまざまな人たちに話を聞き、古来の技法を教わることで進んでいきます。
土門さんには、『経営者の孤独。』をはじめ、インタビュアーとしてのお仕事がたくさんあります。
もうひとつ共通点を挙げると、土門さんと遠藤さんは、この本のなかでも「遠くに行った」2トップでもあります。
土門さんは京都、遠藤さんはハノイまでお話を聞きに行きました。
もちろん「戦争をえがく/えがかざるをえない」ことも、共通点です。
ぜんぜん異なる表現方法を持ち寄って、ぜんぜん違う場所からやってきた3人。
いくつかの共通点がきっかけで、この本のなかで出会うことになった〈戦争と三人の女〉の対話、視聴いただければまことに幸いです。
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