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  • 執筆者の写真みずき書林

『アサめし』速報①――いくらなんでも早すぎるけれど


昨日は、音食紀行・遠藤雅司さんと打ち合わせでした。

『いかアサ』から発生した新企画、

『円卓の騎士の料理―アーサー王の食卓(仮)』


刊行予定は来年の7月なのでまだまだ先なのですが、『いかアサ』から引き続き、〈じっくり準備しつつ、身軽に晒す〉という精神でやっていきたいと思います。


とりあえずいま挙がっている本書の特色は……


・〈レシピ+レキシ〉中世の文献史料を中心にして、円卓の騎士たちの料理を再現

・〈読んでも楽しいレシピ〉写真とレシピを中心にビジュアルなものを目指しつつ、同時に読み物としても楽しい本を

・〈簡単に作れる〉現代風にアレンジすることで、誰でも簡単にかつ安価に作れる


なお、昨日決まったことはいろいろありますが、気になるのは料理の撮影ですね。

僕も料理本を作ったことはないので、そのあたりは興味津々でした。


これから文献を調査し、メニュー(=目次)を決め、原稿を書いて……という作業を進めたうえでの工程になりますが、キッチンを借りて一気に料理を作り、どんどん撮影していく。という2日間が予定されています。

料理を作るのは遠藤さん、カメラマンと僕を入れても、スタッフは数人です。しかし、仮に30皿を作るとしても、とてもではないけどスタッフ数人で食べきれる量ではありません。

そこで、この撮影日をそのままイベント化してしまおうかと思っています。

料理→撮影→そのまま試食

という流れで、書籍編集の一端を垣間見ていただきつつ、円卓料理をどんどん実食してもらう、というイベントになりそうです。

いずれ「料理を食べるだけの簡単なお仕事です」といった告知をしますので、ご興味のある方はぜひご参加いただければ幸いです!



『いかアサ』で関わってくださった先生方には、本企画でもあらためてアドバイスをお願いしたり、お知恵を拝借することがあろうかと思います。どうぞよろしくお願い申し上げます。

またTwitterなどでフォローくださっている方々にも、ご意見などお願いできればと考えています。

『いかアサ』と併せて、『アサめし』もよろしくお願いします!



なお、打ち合わせ後に遠藤さんとは渋谷のシブい居酒屋で歓談。

黄色の紙にマジックで手書きされたメニューが壁一面に貼られていて、座敷には便所サンダルみたいな履物があって、突き出しが真っ赤なタコさんウインナーで……という例のノリのお店。

歴史料理の研究家とはじめて飲む店としてはアーシーすぎるかと危惧されたのですが、心配無用。エイヒレ、もろきゅう、焼き鳥、もつ煮など定番中の定番メニューでくつろいだのでした。

参考文献

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いま、みずき書林の通常の編集業務と同時進行で、自分の本の執筆をしています。 たったいま、その執筆がひととおり終わりました。 もちろんひとまず最後まで書き切っただけで、これから二巡目の推敲に入っていくことになります。大幅な書き換えが必要な部分も出てくるかもしれません。 「あとがき」などもこれから書かないといけません。 ゲラ校正などまで考えると、やっと素材の原形質が揃ったという段階に過ぎません。 とは

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