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  • みずき書林

おまえ自身の驚きとなれ


誰が作者なのかわかりません。

上の句も思い出せません。

検索しても出てこないのです。

ただ下の句が、


おまえ自身の驚きとなれ


もしくは「自分自身の驚きとなれ」みたいなことばでした。


選び抜いたことばを連ねて、それによって自分自身を驚かせよ、という作歌についての歌だったと思います。

ここでの「驚き」とは、救いであり励ましであり喜びであり、つまりは感動ということでしょう。


僕は出版社なので本の話にしますが、書いたものが誰かに読まれるのは嬉しいことですし、それは出版の本質というか前提でもあるわけですが、そのようにして書いたものが、いつの日か自分自身をも驚かせることがあるかもしれません。

それは、苦しいときやしんどいときに、自分にはそれを乗り越えられることを知る、という驚きかもしれません。


でもそれ以上に。自分の成長の軌跡として、自分の人生の輝かしい時間が続いている証として、あなたの荷物の底に自分が作った本があるとすれば。

それはけっこう幸福なことではないかと思うのです。


もしその本の奥付に「発行 みずき書林」と印刷されているなら、それは僕にとっても実に幸福なことなのです。



それにしても、この短歌の上の句、何だったかな……。

どうして思い出せないんだろう。


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新しく出版社を立ち上げた堀郁夫くんのブログを読んでいます。 もともとうちから刊行する予定だった『原爆写真を追う』の新刊情報もアップされました。四十手前の男を捕まえて何ですが、新しいことを始めるひとの初々しさを感じます。 今日は少し、いや、けっこう羨ましい感情が不意に湧き起こって眩暈がするようでした。 僕にはもう新しいことを始める余力はありません。いまやっていることのひとつに、遺言状の制作があります

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