• みずき書林

おまえ自身の驚きとなれ


誰が作者なのかわかりません。

上の句も思い出せません。

検索しても出てこないのです。

ただ下の句が、


おまえ自身の驚きとなれ


もしくは「自分自身の驚きとなれ」みたいなことばでした。


選び抜いたことばを連ねて、それによって自分自身を驚かせよ、という作歌についての歌だったと思います。

ここでの「驚き」とは、救いであり励ましであり喜びであり、つまりは感動ということでしょう。


僕は出版社なので本の話にしますが、書いたものが誰かに読まれるのは嬉しいことですし、それは出版の本質というか前提でもあるわけですが、そのようにして書いたものが、いつの日か自分自身をも驚かせることがあるかもしれません。

それは、苦しいときやしんどいときに、自分にはそれを乗り越えられることを知る、という驚きかもしれません。


でもそれ以上に。自分の成長の軌跡として、自分の人生の輝かしい時間が続いている証として、あなたの荷物の底に自分が作った本があるとすれば。

それはけっこう幸福なことではないかと思うのです。


もしその本の奥付に「発行 みずき書林」と印刷されているなら、それは僕にとっても実に幸福なことなのです。



それにしても、この短歌の上の句、何だったかな……。

どうして思い出せないんだろう。


最新記事

すべて表示

28日(水)はデザイナー宗利さんを中心として、宗利さんにお世話になっているひとり出版社仲間が集まって会食。 思えば前職を辞めてみずき書林を立ち上げたとき、真っ先に連絡をとったのが組版の江尻さんと、デザイナーの宗利さんでした。 新しい出版社での仕事は、このおふたりと組めれば最高だと思っていました。 いまなお、ずっと付き合いが続いているのは、とても幸福なことです。 29日(木)はケモ。 10時に家を出