9月16日。
人生初の学校の先生体験、初日です。
15時頃より、秋葉原のラボで4限の演習。
20人くらい、と聞いていたのだがフタを開けてみると8名。
(まだ履修期間中みたいで、これから変動はあるみたいですが)
この人数であれば、ほんとにゼミ形式で密にコミュニケーションがとれそう。
講義のシステムを一部考え直さないといけないけれど、よりコアな対話形式で進められそうです。
みんな活発で、よくしゃべるのも素晴らしい。
自己紹介がてら好きな本を挙げてもらいましたが、貴志祐介、上橋菜穂子、有川浩、ヘタリア、WiNK UP、「日本の歴史」まで、なかなか多彩(ちなみに僕は『夜と霧』を推す)。
そして、『いかアサ』を出しといてよかった……。学生さんの食いつきがよく、初日からいきなりアロンダイトの話など。
その後、九段に移動して、6時20分から6限。
こちらは100人くらいと聞いていて、それでも多いと思っていたのに、教室に入ってみればなんと140名くらい。
しかし前の講義でほどよくリラックスできていたからか、不思議と緊張しませんでした。
それでもまあ、100人以上を前に90分喋るのは大変だな……と思っていたらあっという間に時間が過ぎたので、それなりに気を張ってはいたのでしょう。
わかったことは――
1.準備しすぎ。
いちおうの原稿を作ってのぞんだのですが、
4限→ぜんぜん時間が足りない
6限→時間が無くなりそうで後半は駆け足に
ということになりました。
一回やってみて、どれくらいの量を準備しておけばいいのか、かなりつかめたような気がします。
2.学生の反応がいい。
4限は少人数なので、みんな活発に意見を言ってくれます。
6限は大人数なので、学生ががんがん発言する形式ではありませんが、それでも個人的に質問したことにも答えてくれますし、もじもじしない。僕が学生だったころはもっと斜に構えていたものですが、ありがたいことです。
3.字がきたない。
板書はなるべく避ける方向で。
しかしまあ、90分×2コマ、立ちっぱなしで喋りっぱなしは疲れる……。
学校の先生ってたいへんな仕事なんだな。学生だった頃の自分のナメた授業態度を謝りたい……。
昨日の授業中にも何度か言いましたが、僕ははじめての先生体験です。
あなたたちが学ぶよりも多く、きっと僕が学ぶ時間になるでしょう。
半年間、よろしく~。

Comments