妻が外出しているので(この雨のなか、友だちに会いに行った)、すごく久しぶりに、ひとりと一匹で自宅で過ごす休日。
昨日は倦怠感というほどではないのだけど、なぜか異様に眠く、ずっと眠っていた。体感としては、20時間くらい寝ていた感じ。
そのせいか、今朝は目覚めもすっきり。
7時に起きて、今日から日課になった血圧を測る。
起きてゆっくり読書。ときどきクリームを撫でつつ。
メールを何本か返信。
それから3人で散歩。途中で雨が降ってきたけど、奇跡的な準備の良さで傘とクリームのレインコートを持ってきていた。でもびしょ濡れになる。この先の数日は仕方がないか。
というか、クリームよ、明後日くらいはさすがに散歩いけないかもしれないよ。
帰宅して朝食。昨日妻が作ってくれたグラタンを温め直して。
支度をして、妻は慌ただしく友だちの元へ。
ステイシー・ケントのアルバムを聴きながら読書。
最近知ったシンガーだけど、音数の少ないバックトラックにウィスパー系のヴォーカルがとても品がよく耳に心地よい。
カズオ・イシグロのお気に入りというのもなんとなくわかる。
landslide、blackbird、one note sambaなどカヴァーの選曲も王道でいい。
読んでいるのはメイ・サートン『74歳の日記』。
一気にページ数を稼ぐような読み方ではなく、ゆっくり味わって読みたい。ほんとに身辺雑記なんだけど、読んでいるとなぜか落ち着く。
この人の未読の本はまだまだたくさんあるので、手元に置いておきたい。
メイ・サートンは老齢で心筋梗塞。こちらはそこまでの年齢ではないけれど癌。状況は異なれど、日常は続く。気持ちの持ちようで良いほうにも悪いほうにも転がりながら。
読書や音楽といったこれまで慣れ親しんできた行為について、この先、どういうふうに向き合うのがいいのか、たまにわからなくなる。
これまで愛読してきた本を再読・三読したいと思う。もう一度――最後になるかもしれないから――楽しかった読書体験を味わってみたい。
その一方で、未知のものにも触れたい。未知の良いものに触れると、途方もなく未練な気持ちにもなるのだけど。
昼食はいただきものの刀削麺。簡単で美味しかった。
クリームには鶏むね肉を茹でてあげる。
午後もソファに寝転がって読書と音楽。
普段なら少し昼寝をするところだけど、眠くならない。
14時頃、林檎とレモンと蜂蜜を使ってジャムを作る。
BGMはコルトレーンの『A Love Supreme』にしたけど、あまり林檎ジャムを作るのに適した音楽ではなかった。
匂いを嗅ぎつけてクリームがずっと足元にいる。
それからまた読書を少しして、いまこれを書いている。
外は土砂降りの大雨。
夕方の散歩が面倒だ。どうするクリーム?
まあ、きみはどんなときでも散歩には行きたいよね。注意していくぞ。
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