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  • 執筆者の写真みずき書林

ぴかぴかの2年生

ちょうど去年の8月27日(金)。

腸閉塞で入院していた僕は、あと数日で退院というこの日に、がんの告知を受けたのでした。

まだスキルスということは判明していませんでした。でも切除した大腸にがんが見つかり、どこかの原発巣から転移していることがわかったのでした。


今日はあの日からちょうど1年です。

つまり、2年生に進級したことになります。

ここまでもったことで、十分に感謝すべきです。もっと早くダメになる可能性だってあったのだから。

1年が経って、去年とほとんど同じスケジュールでまた入院しています。この入院期間中に、残念ながら胃の癌が拡がっていることがわかりました。

しかしそれでもなお、だからこそ、このように生きていることに喜びを感じます。

「喜びを感じる」なんて実にありきたりで何も伝わらない言い方だけど、でもこの1年を振り返り、いなくなってしまった友人を思い、いてくれるみんなのことを考えると、贅沢なことだと思うのです。

もちろん、生きていることは純粋で混じり気のない喜びだけではありえません。大小さまざまなレベルで、しんどいことや辛いこともたくさんあります。とりわけ、人に迷惑と心配をかけながら生きていくのはつらいことです。果たせないかもしれない約束を励ましとして手渡してくださる方がたくさんいます。それはとてもありがたく、同時に心苦しいことでもあります。

でも、せっかくここまで来たんだから、力の及ぶ限り踏ん張ってます。


退院したら、セカンドラインの治療が始まります。これまでは3週間に1回だった通院が、原則として毎週1回に増えます。そんな暮らしにも慣れていかないと。

それと、セカンドラインの薬に変わったら、髪の毛などが抜けるでしょう。ぴかぴかの2年生たる由縁です(笑)。


そんなこんなの変化もありますが、2年目もどうかよろしくお願いします。


病室に飛んできた鳥

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