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  • 執筆者の写真みずき書林

われわれはみんな調子が悪い。

なんだか最近、体調がおかしいという話をよく聞く。

コロナだけではなく、他の懸案も多い。


コロナについては、どうやら国のシステムは機能不全に陥ってるぽい。

これだけの新規感染者だからそれも当然といえば当然で、この国の行政能力が対応できるようになるのは、あと何手か後手に回った後だろう。感染した場合は自衛手段を講じないと、下手をするととてもまずいことになる予感がする。棄民。ということばすら浮かんでくる。

では自衛手段とは何かというと、かかりつけ医がいるとか、サポートしてくれる家族や友人がそばにいるとか、安心感を抱ける個人的なネットワークの有無が明暗を分けるのではないか。

それと、国のシステムであれ個人的なネットワークであれ、いざとなれば使えるものは何でも使うという冷静さと図太さも必要かもしれない。


とはいえ、いま僕のまわりで聞こえているのは、コロナだけではない。みんなそれぞれに個別の不調を抱えているような気がする。

自分も含めたまわりの多くがそういう年齢に差し掛かっているのだと言われれば、そういうことなのかもしれない。身体の経年劣化ばかりはどうしようもない。

でも、単にそれだけのこととばかりは言えない気もしている。

われわれはみんな同時多発的に調子が悪い。

そのことを国や時代のせいにするつもりはない。ただ、この国やいまの時代の気分を反射しているような気はする。


僕は去年の夏から調子が悪くなった。

以来、知り合いの誰彼の体調が悪いという話を聞くたびに思うことがある。

ほんとにね、闘病仲間なんていらないんだ。できるならあなた方には、こっち側に来てほしくない。

ずっとお元気でいてほしいのよ。

どっちのほうがより具合が悪いか語り合うなんて、そんな病院の待合室みたいなトークはしたくない。


こんな時代の気分だからこそ、ものを考え、書き、作るあなたたちには、元気に人生を謳歌してほしいと、ほんとに思う。

僕も及ばずながら、心は元気でありたいと願うのです。


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