発送作業が好きだ。
本を用意して、買ってくれた個人のお客さんの名前と住所を打ち出して宛名ラベルを作って、ビニールやプチプチに包んで、封筒に収める。
考えようによっては面倒だけれど、確実に、誰かの手元に届くという実感がある。
あまり知られていないことだけど、出版社がエンドユーザーである読者と直接つながる機会は、そんなにはない。
そういう実感を感じさせてくれる仕事って、楽しい。
加えて、自宅からほんの100メートルほどの直線距離だけど、ポストまで歩くのだけでも、楽しみには違いない。
僕はこの本を書いた著者がどんな人なのか知っているから。いい本なのを知っているから。
本がまっすぐに読者のもとに届くという実感は、いいものです。
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