岡田瑳久『まっすぐな遠まわり』の本編冒頭は、病気の癒えた主人公が、作業療法士の土居と食事をする場面から始まります。
そのほかにもこの小説には、大柄で豪傑肌の理学療法士の中谷さん、よく喋る言語聴覚士の松見さんといった個性的な面々が登場します。
このたび、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士といった専門職の方々のためのサイト
にて、同書が紹介されました。
「リハビリテーションに関わる者にとっては胸が熱くなる部分もある」という評言は作者にとっても嬉しいもののはず。
本書には、主人公のリハビリをサポートし、一心同体になりながら、厳しく優しく接していく療法士の方たちが人間味をもって描かれます。
リハビリに関わる人たちにとっても、発見のある小説かもしれません。
そういえば僕も開腹後のリハビリで作業療法士の方にお世話になったなあ。
リハビリのノウハウを伝授するために(?)東南アジアに行くと言っていた彼、元気かな。
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