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執筆者の写真みずき書林

ヴァロットン展へ

ふと思い立って、丸の内は三菱一号館美術館で開催中のヴァロットンの展示を見に行く。

それくらいの元気と体力があるのがほんとにありがたい。

思いついて美術館にふらりと行けるなんて、夢のようだ。



黒と白のコントラスト、考え抜かれた構図とデザイン性の高さ、よく見ると愛嬌のある顔立ちの人々の肖像。

とても面白い版画群でした。



ヴァロットンの視線は皮肉でクールなものが多い。たとえば死を描いた一連の作品の中から、こういうの。



人はひとりでは死なないという、僕がしみじみ実感していることを上手く表しているようです。

こういう場面を作品化しようとするセンスには賛否あると思いますが、個性的であることは間違いありません。


180点も展示品があって館内も広く、後半はちょっと疲れてしまいましたが、面白い展示でした。







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