今年の刊行物は単行本3冊、ZINE2冊でした。
まずは今年一番ボリューム感のある大著、沖田瑞穂先生の
装画は新井文月さん。
13篇の論考を中心に、30頁のあらすじと180項目の小事典も書き下ろされています。
それから「戦争社会学研究」も4巻になりました。
「わたしたち」と付いているのが肝です。
このシンポジウムがかなり面白く示唆に富んでいます。
そして山本昭宏先生編の
これも作っているのが楽しい一冊でした。
普通だったら大きく入れないであろう脇役の写真を見開きで掲載したり、かなり贅沢に図版を使っています。
藤岡みなみさんたちのタイムトラベル専門書店のZINEは2冊。
dondonは音楽をテーマに。mukimukiはコロナのなかでの取り組みについて。
音楽が、思い出が、仲間が、過去への扉を開いてくれます。
QRコード、対談形式など、しかけもたくさんです。
ちなみに今年一番遠くまで行ったのは、2月の京都取材でした。
近年珍しく、海外には一度も行かず。
ベストフィルムは大林宣彦監督『海辺の映画館』で決まり。
ベスト本はなんだろう。2020年刊の本をあまり読んでいないが。
『AIとカラー化した写真でよみがえる戦前・戦争』かな。
音楽は、BoDeans(といっても誰も知らないかもしれないが)の新譜ベストが最近のお気に入り。U2を地味にした感じ、というとあまり褒めているように聞こえないが、衒いのない良質なロックミュージック。
オンラインもリアルも含めて、一緒に飲んだオブ・ザ・イヤーは田中さん(笑)。
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