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  • 執筆者の写真みずき書林

再びオンライン授業へ

コロナの再拡大にともない、今週からハイブリッド授業がフルオンラインに戻りました。

それはそれでいいんだけど、

>教員は原則として大学からオンライン授業を配信すること

といういささかわからない指令が……。


学生は入構禁止なのに。

ごく少人数とはいえ学生の顔を見られるのなら、大学に出向くモチベーションにもなります。

しかし、ぜったいに学生が来ないとわかっているのにわざわざ大学まで行くのは、モチベ的に厳しい。


しかも僕の場合は、秋葉のラボ→九段のキャンパスという移動もあります。

感染拡大防止のために、できるだけ外出を控えたいという気持ちももちろんありつつ、それよりも誰にも会えないと知りつつうろうろ移動するのは、時間のロスを考えても避けたいところです。

ぼくは月曜日だけだからいいけど、出校日が多い常勤の先生方はさらに厳しい心理状態になるだろうな。


というわけで当局にかけ合って、自宅からの配信にしてもらいました。

今日からは自宅で喋りまくるという、これはこれでアレな形式に戻ります。


いやしかし、ちょっとだけとはいえ、大学の先生方の仕事に触れることができるのは、いい経験にはなります。ほんとに。

がががんばろう。



ところで、上記とは関係あるようでまったく無関係ですが、奥泉光による「桑潟幸一准教授のスタイリッシュな生活」という小説があります。

タイトルとは裏腹に、千葉県の田舎にあるたらちね国際大学(もちろん架空)の「下流大学教師」クワコーが、文芸部とともに腰くだけな日常の事件に挑むというユーモア・ミステリ。

お金もやる気も見識もないクワコーの造型には細部までリアリティが感じられ、これは著者が近畿大学で教えているからこそなのか。

だとすればこの本、近大の教授会とかで話題になってたりしないのかな。

目下単行本で3巻くらい出ていて、めっぽう面白いので愛読しているのだが、この本が先生方の間で話題に挙がったことは、ない。

若い先生方みんなで輪読したいくらい。



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