• みずき書林

冒険としての「独立」と「闘病」

冒険家・荻田泰永さんがホストをつとめるトークイベント、

冒険クロストークVol.9「独立」と「癌」

に登壇します。

詳細は上記リンクをクリックください。


オンラインも会場参加も可能なハイブリッドイベントとなっています。

また11月27日(土)1700~2000のイベントですが、後日の録画視聴も可能ですので、当日ご都合が合わない方も視聴いただければ幸いです。


「独立」と「癌」

というなかなか強めのタイトルをつけています。


前半は、書店を営む荻田さんと、出版社を営む僕が、それぞれの店づくりのノウハウや苦労を話せればと思います。

実践的な内容にもなりそうなので、これから出版社や書店を立ち上げたい、本に関わる仕事をしたいと思っている方にも役立つ話になればいいなと思っています。


後半は、ある種の冒険談になるでしょうか。

ホストの荻田さんは、北極や南極を単独で踏破したガチの冒険家です。

いっぽうの僕は冒険とはまるで無縁な生き方をしてきましたが、とはいえひとりで出版社を立ち上げるというのは、誰がなんと言おうが、僕にとっては間違いなく大冒険でした。

そしていま病気になったことも、一種の冒険と捉えることもできるのではないかと思っています。

高尚な、悟りきった高僧のような話は期待しないでください。

また、感動・同情ポルノのような話をしたいとも思いません。

ただ、生活の基底が大きく揺らぐ体験をするなかで、いまどんなことを考えているのかを、なるべく素直に話したいと思っています。


おそらく、こういう開いた場所で自分の話をする機会は、滅多にないと思います。

使うのに抵抗のあることばですが、「最初で最後」の機会になるでしょう。

なにかの専門家でもなければ、なにごとを成し遂げたわけでもない自分が、こういう場で喋ることはおこがましいことかもしれません。

でも僕としては、この機会をいただいて、自分の考えをまとめて今後に活かすための時間にしたいと思っています。

前半部では、これまで考えてきたことを喋ることになるでしょう。

後半部では、考えていることを喋るのではなく、むしろ考えながら喋ることになると思います。

可能な限り素直に、丁寧に。

その場でなにを口にすることになるのか、自分でも正確にはまだわかりませんが。


それと一番の〈売り〉は、僕のトークではなくて、ゲスト登壇者の豪華さです。

画家の諏訪敦さん、森岡書店店主の森岡督行さん、『なぜ戦争をえがくのか』『マーシャル、父の戦場』の編著者・大川史織さん、新刊『旅をひとさじ』の著者・松本智秋さんが、支えてくださいます。

荻田さんを中心にして、彼ら・彼女たちが一堂に会するのをまた見たくて、このイベントを楽しみにしています。


通底するテーマは、「独」ということばかもしれません。

北極を歩いているとき、

絵を描くとき、

書店を運営するとき、

映画を撮るとき、

旅をするとき、

作品をつくるとき、

病床で治療を受けているとき、

われわれは「独り」なのでしょうか?


会場は、桜ケ丘駅至近の冒険研究所書店

当日の会場キャパは15名程度とのことですが、お越しいただければ、荻田さんはもちろん、諏訪さん、森岡さん、大川さん、松本さんにも会えます。

この機会にぜひ!



最新記事

すべて表示

鷗と月――社名は難しい。

会社の名前を決めるのは難しい。 2018年に創業するときに、社名を「みずき書林」としました。 その由来はけっこう喋ったり書いたりしてきました。 そのときに、他にはどんな候補があったんですか? というのはたまに訊かれる質問です。 ボツになった名前というのはなかなか公開するのが恥ずかしいんだけど、せっかくなので、ボツ社名を書いておきましょう。 1.かもめ書店 僕の名前は林太郎と言います。 いうまでもな