本日の毎日新聞朝刊に、原田豊秋さんと佐藤冨五郎さんをめぐる、76年越しの家族の対面の記事が掲載されました。
ネットにもアップされています。
竹内麻子さんの記事です。
原田豊秋さん探しについては、僕は2018年に『マーシャル、父の戦場』を刊行して以来、気にかけていました。
勉さんや大川さんにとっては、それよりずっと前から関心を抱き続けていたことです。
このブログでも何度か記事にしていましたので、備忘録も兼ねて過去記事をまとめておきます。
原田豊秋さんを探しています。(2018/10/10)
原田豊秋氏について(2019/12/20)
続・原田豊秋さんについて(2020/2/4)
これらの紆余曲折を経て、毎日新聞の竹内麻子記者と大川さんの尽力によって、このたび、原田豊秋さんのご遺族と勉さんの面会が実現しました。
記事には、「届けてくれてありがとう」というリード文が大きく載っています。
このことばを誰が発したのか、記事では触れられていません。
これは勉さんから豊秋さんをはじめとする原田家へのことばであると同時に、勉さんに向けられた原田家の方々のことばでもあるのでしょう。
さらに、もしかしたら冨五郎さんの思いでもあり、竹内さん自身の思いも託されているのかもしれません。
ともあれ、長きにわたった原田さん探しは、見事にひとつの区切りを迎えることができたようです。
この先は、〈親戚のように〉佐藤家と原田家の交流が続いていくのだと思います。
佐藤勉さんに心からのおめでとうを申し上げます。
そして、竹内麻子さんの優れた能力と大川史織さんの引きの強さに、あらためて敬意を。
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