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  • 執筆者の写真みずき書林

台風一過。ではない


昨日今日で、溜まっていたメールの返信などしました。


僕の近しい人で直接大きな被害に会われた方は、おそらくいらっしゃらないようです。

その点は安心しましたが、全国的には大きな被害が出ています。


実感したことは、

1.TwitterなどSNSは情報インフラとして不可欠であること

2.東京など大都市は生活インフラが守らていること

の2点でした。



我が家はテレビを置いていないので、こういうときはネットの情報がすべてです。

そしてニュースサイトなどで概要を知った後、近隣や身近な情報を知るにはTwitterなどが極めて有効でした。

今後、この傾向はますます広まり、定着していくでしょう。とりわけ、避難先などでの情報源としては唯一のものになるかもしれません。

いっぽうで、心が冷えるようなフェイクニュースもいくつか流れてきました。

「ガラス窓にガムテを貼るか問題」のように、正しい情報がわからないままに様々な発信が錯綜していくのも目の当たりにしました。

最大限に情報を集めたら、「よく見てよく考える」ことが重要になってきます。

そのようにして得た情報を周囲とシェアすることも大事です(僕の住んでいるマンションは高齢者が多く、外国人もいます。いざというときにどう行動するか)。



そしてそれらの情報から、東京のとりわけ都心部が、いかに整備され守られているかも実感しました。

我が家はいわゆる都心と呼ばれる場所にあります。

そうすると、停電はまずないだろうと思えてしまいます。

徒歩数分のところにコンビニもあります(コンビニの棚からあらゆる食品がなくなっているのを見たのは、311以来でした。でも、都心であれば物流は最速で回復するでしょう)。

万一食品がなくなっても、1日しのげば、おそらく救援物資は届くでしょう。

SNSを見ながら、それは例外的な場所であるということを知っておくべきだなと感じました。



来週になったら、大イベントがあり、なにやら祝福ムード=新しい始まりモードになるでしょう。

それはそれでよいのですが、脳内の記憶容量を増設しておく必要がありそうです。



ついでに。

こういうときに、少しでも明るく楽しくなるような話題を、あるいは被害とは直接かかわりのない日常的な物事を提供する仕事をしている人もいます。

しんどい状況だからこそ、そういう人たちが発信する「日常への意思」を心待ちにしている人もいます。

シベリアの流刑地でも読書会が行われ、アウシュビッツでも演劇が行われていました。

ときに明るくふるまうのが苦しいときもあるでしょうが、そういう日常の豊かさを目指す人と一緒に笑うことも大切なことなのだと感じました。


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