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  • 執筆者の写真みずき書林

天からの休暇


忙しい時期が続くと、何とかしてこの時期をくぐり抜けたいと思い、早く時間的・体力的に楽になれるようにがんばります。

ところがその慌ただしい時期が過ぎ去って、念願のちょっとぼ~っとしていい時間が来ると、3日もすれば飽きてくるんですね。

飽きるだけならまだしも、焦ってきたり不安になったり、そのゆとりのある日々は、決して望んでいたような時間ではないんです。


これは僕にとってはワーカホリックだとか、日本人は働きすぎなんだよ、という話ではなくて、やりたいことがあってそのために動いている時間のなかにいるほうが、好きなだけ休んで本を読んだり映画を観たり酒を飲んだりしてもいい時間よりも、充実しているということです。

いまの僕にとってはたまたまそれが、その面白さを再発見しつつある仕事だということです。(もちろん、そのうえで、そのうえで、本も映画も酒も日々の大事なファクターですが)



考えてみれば、会社を辞めて独立して4冊の本を刊行したこの半年間(気づけばもう半年以上経ちました)こそが、天からの休暇だったような気がします。

16年間勤めた会社を辞めて、ひとりだけになって新しい会社を立ち上げて、知っていたつもりで実はなにも知らなかったことに驚きながら、ひとりだけでもこんなこともできるんだと喜びながら、仕事をした仕事をしたこの時間は、ほんとうに面白い日々でした。

もちろん、それは今でも続いています。

こうしている今も、楽しみなことはたくさんあります。わかっていないことや解決しなければならない課題はたくさんあります。

ただ、この数日はちょっと凪の時間帯ではあるようです。

出版のありがたいところは、一冊ごとにまるで違うプロジェクトだという点です。その気になれば、一冊ごとに気持ちを更新しながら、新しい姿勢をとっていくことができます。いま刊行した本が一冊でも多く世に出ていくように可愛がりながら、次のプロジェクトを仕込み続けること。

そうすることで、この僕にとっての休暇のような時間を、可能な限り長く続けていけるよう努力すること。


もしも天に神がいてみずき書林をあわれと思召すなら、しばらくはこういう凪のような時間は必要ありません。こちらの希望を申し上げて恐縮ながら、忙しくて不安定で楽しい時間をくださいますよう。

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