『タリナイ』は、
長崎(2月9日)、佐世保(16日)、諫早24日(日)
と上映会を行っていました。
総計で549人の方が鑑賞され、販売していた姉妹編『マーシャル、父の戦場』100冊は完売したとのことです!
ご覧になった方の5.5人にひとりが本を買ってくださったことになります。
3日間で本が100冊売れるということが、出版社にとってどれだけ嬉しく、また驚くべきことか。
この本は、企画の話が出てから完成まで、ちょうど1年間くらいで完成しています。
20名以上の方が参加し、執筆やインタビュー取材も含めた時間だと考えると、それなりにスピード感があったと言えるかもしれません。
(まして完成本が400頁を超え、その間に僕は会社を立ち上げたことを考えると、なおさら)
監督は大学卒業後にマーシャルに移住し、ドキュメンタリー映画を作ろうとカメラを回しはじめます。
それから映画が完成するまでには、7~8年を要していることになります。
この歳月がドキュメンタリー映画を作る時間として長いのか短いのか、僕にはわかりません。
ただ、この10年近い歳月のなかで作った映画と本が、監督のなかで大切な達成であることは想像に難くありません。なんせまだ30歳ですから。
そのようにして作った映画と本が、多くの人に届いていることは、何というか筆舌に尽くしがたいというか、単純にすげえなぁ。と思います(怠慢な表現で恐縮ですが。しかし、それが実感です)。
1年前は、まだ本はできていなくて、映画は完成していたものの、劇場公開はまったく決まっていませんでした。
監督は寺尾紗穂さんのライブに行って号泣し、大林宣彦監督に取材しようと奔走していました(このおふたりが本に参加くださるとは、去年の今頃はまだ確証はありませんでした)。
あれから1年が経って、想像もしていなかった数の人が映画を観て、本を手元に置いてくれています。
不思議なものです。
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