• みずき書林

実録・ひとり飲みの思考


広尾の中華料理屋でひとりでごはん。

以下は、生ビールとハイボール×2を飲みながら、リアルタイムで書いたものである。

なんでこんなものをアップするのかというと、ほろ酔いだからだ。



広尾とか恵比寿とかっていうと、おしゃれタウンだと思ってる人が多くて、まあたしかにそれは間違ってはいない。だけど最近気に入ってる店は、やってるかやってないかわからない素っ気ない外観で、雑然とした店内にはジャージ姿の地元のおっさんがいて、現地の言葉が飛び交っていて、子連れのお母さんが炒飯や卵スープを頼んでいて、かといって穴場的な名店というよりはほんとに気を使ってないだけ、という雰囲気のこの中華料理屋だ。

本を読みながら。

生ビールとハイボール。


さっき、すごくいいことを思いついて、これはブログに書かないとと思ったけど、本が面白くてもう少し読んだらメモをとろうと思って、で、キリのいいところまで読書したら、もうさっきのアイデアが何だったのか思い出せない。

とてもいいことを考えたはずなのに。それを伝えたいと思ったのに。

なんだっけ。


ほろ酔いでこういうテキストを書くのが好きだ。

このブログは、基本的に素面のときに書いている。この手の

(いま炒飯が来た。変哲もない炒飯だけど、美味しい)

この手のテキストは、人には見せない(見せられない)秘密のノートに書くことが多い。その内緒のノートは、このブログほどではないけど、相当な量がある。

ほろ酔いでこういうことを書くのは、ひとり飲みのひそかな娯楽だ。

おかげで、僕はスマホのフリックがすごく速くなった。

(炒飯を食べすすめたら、皿の模様が現れてきた。なんとリラックマの模様だ。この店がどういう雰囲気か、推して知るべし)




天井についている大きな扇風機が好きである。

昔は苦手だった。子どもの頃に見た、たしかインディ・ジョーンズの映画で、インディが部屋で悪漢に襲われ、愛用の鞭の先端を相手の首に巻きつけ、もう一方の端を投げ上げて扇風機に絡めて相手を絞殺して難を逃れる、というシーンがあった。回転とともに鞭が巻き上がっていき、悪漢は宙吊りになって首が締まって死ぬ。それ以来、宿泊先やレストランなどで頭上に扇風機が回っていると、なんとなく落ち着かない。


今思えば、大の男の体重を吊り下げるほど頑丈なわけはないのだが、頭の上であれがぐるぐるしていると、ずっと気になってしかたがなかった。


ところが最近は、すっかり好きになった。

ハワイのカハラホテルにもあった。タイのアナンタラリゾートにもあった。ベトナムの遠藤さんの家にもあった。

とても気持ちがよくて、けっこう涼しくなるんだ。エアコンをつけなくても、これだけでかなり室温が変わる。


日本の床置きの扇風機みたいに、せせこましくないところがいい。日本の扇風機はいかにも不細工で頭でっかちで収納しにくいから、好きじゃない。

首振り、なんてせわしないことはしないで、ただ上のほうでゆるやかに回っているのがいい。




……違うな。

さっき思いついたこと、いま思い出したような気がして書きつけてみたけど、これじゃないな。扇風機の話じゃない。

もっとあなたに言いたいことがあったような気がするんだけど。


なんだっけな。

© 2018 by Mizuki Shorin Co., Ltd.