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  • 執筆者の写真みずき書林

戦争はもうトレンドじゃない?――『帝国のはざまを⽣きる』刊行記念シンポ開催

今週末の24日(日)に


『帝国のはざまを⽣きる――交錯する国境・⼈の移動・アイデンティティ』

 刊⾏記念シンポジウム


が開催されます。

詳細は以下。



出版業や研究という仕事には、一種の「しつこさ」が必須だと感じています。

日々、社会的問題は起きます。国民の関心事は次々と移ろっていきます。


そのなかで、自分にとって関心の高い問題にフォーカスし続けることが

必要だと感じています。

日々の事件に流されすぎて、過去の関心事を忘れないこと。

個人にできることの限界を知り、関心のある物事にしつこく携わり続けること。


僕にとっては歴史であり、戦争です。


領土をめぐる国家間の争いというオールドスクールな戦争が死者と難民を生んでいるという事実。

かつてこの国が、同じようなことをしでかしてきたという歴史的な事実。

ウクライナ問題はもうトレンドじゃなくなった?

ましてや日本が朝鮮や中国を巻き込んで国籍も帰属意識もわからない人びとを大量に生み出した80年近く前の件はもうどうでもいい?

そんなはずはないでしょう。


***



(1)⽇時:2022 年 7 ⽉ 24 ⽇(⽇)13:00〜17:00

(2)開催⽅式:ハイブリッド⽅式

 会場:国際⽇本⽂化研究センター第 1 共同研究室

 *会場とオンライン、どちらに参加していただいても構いません。

(3)本の紹介サイト 

 https://www.mizukishorin.com/22-2

(4)プログラム(13:00~17:00)

・開会挨拶

 蘭 信三(⼤和⼤学)

・コメント

 飯島真⾥⼦(上智⼤学)

 ⽂ 京洙(⽴命館⼤学)

 ⼤嶋えり⼦(⾦城学院⼤学)

(小休止)

 ⼭崎孝史(⼤阪公⽴⼤学)

 植野弘⼦(東洋⼤学)

・リプライ+総合討論

・閉会挨拶

 松⽥利彦(国際⽇本⽂化研究センター)


司会 上⽥貴⼦(近畿⼤学)李 洪章(神⼾学院⼤学)


*オンライン参加の場合は、7 ⽉ 23 ⽇までに事前登録が必要です。

https://zoom.us/meeting/register/tJYsf-qqpzMsGtSPiGDdR6Ri9OG6hgM-E2tB

登録後、ミーティング参加に関する情報の確認メールが届きます。


主催:国際⽇本⽂化研究センター2019 年度共同研究班

 「帝国のはざまを⽣きる−帝国⽇本と東アジアにおける移⺠・旅⾏と⽂化表象」

共催:科学研究費基盤研究(B)「東アジアのポストコロニアルを聞きとる」(研究代表・蘭 信三)

問い合わせ先:李 洪章(神⼾学院⼤学):leehj@css.kobegakuin.ac.jp



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自分の本の準備を進めつつ、この数日で、いくつかの企画が動き始めました。 昨年末からほぼ動きを止めていた出版活動が、再び活発化しつつあります。 どこまでやれるかはわかりません。 でもやれる限りやってみようと思います。 いま一緒にやろうと話している相手は、みんな僕の病気のことをわかってくれています。 もしかしたら迷惑をかけるかもしれないけれど、でもやはり最後までみずき書林は活動を続けていこうと思います

人生最初で最後になるであろう、自分の本を作っています。 これまで編集者として何冊の本を作ってきたか、前職まで含めると数えることもできません。膨大な数の本を編んできました。 でも自分が著者になるのは今回がはじめての体験です。 そしてほぼ間違いなく、最後の体験になります。 いまは企画書をブラッシュアップしながら、とにかくこれまで書いたブログをすべて読み返しているところ。 ざっとななめ読みして、使えそう

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