みずき書林の次の新刊、
早坂暁『この世の景色』
の特設サイトを公開しました。
小社トップページのアイコンはお遍路さんにしました。
赤塚不二夫の描くところのおでんではありません。
今回のサイトの目玉は、やはり先生自身の文章です。
本書収録のエッセイから「偽せ者」「春子の人形」のふたつの全文を読めるようにしています。
ユーモラスで奇妙で、どこかほろ苦い「偽せ者」。
広島で死んだ先生の〈妹〉について綴った「春子の人形」。
現在を生きるための明るさと、過去に対する優しさと静かな怒り、ともに早坂暁という作家の面目躍如たる文章です。
ぜひご一読ください。
また、本書の「はじめに」は女優の桃井かおりさんに寄稿いただいております。
全文は本書をご覧いただければと思いますが、勢いがある素敵な文章です。
そして「あとがき」は早坂先生の奥様、富田由起子さん。
収録のエッセイを選んでくださった、実質的な編者でもあります。
こちらもぜひ本書で全文を読んでいただければと思いますが、「生まれ変わっても、また」と題された、とても素晴らしい文章です。
このふたつのテキストに挟まれた早坂暁先生。
彼がどれだけ〈愛されキャラ〉だったかがよくわかります。
9月末刊行の本書とあわせて、ご覧いただければ幸いです。
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