• みずき書林

明日、世界が滅びるとしても

こういう場で名前が出ることを望まない、奥ゆかしい写真家から、郵便が届きました。



開いてみると、このようなファイルが1枚だけ入っていました。

開高健のことばの最後に、太い手書きの文字が貼り付けてあります。

まったくこの人は、壁新聞やら手書きポップやら、ハンドメイドが好きなのです。


そういえば初対面のとき、彼が待ち合わせ場所に持参していたのも、開高健の本でした。



ほかには何の同封物もなく、一筆箋や付箋すらありません。

このクリアファイル1枚だけを届けてくる感覚が、いかにもこの写真家らしいと感じられます。


面と向かってお礼など言うと、にっこり笑ってそっぽを向くので、この場に書き残してお礼代わりにします。

ありがとうございます。


僕も植える。


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昨日は田中さん主催の日記文化の研究会。 NHKスペシャル「新・ドキュメント太平洋戦争』の制作ディレクター・長野怜英さんと酒井有華子さんの発表ののち、討論。 とても刺激的な話だった。 個人的に面白かったのは要約すれば2点。 1点目は、何度も書きもして喋りもしていることだけど、つまるところ〈顔が見える〉という点に、僕は感興を憶えるということ。 「NHKが作った大作ドキュメンタリー」といわれれば、膨大な