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  • 執筆者の写真みずき書林

暗闇の中で一人枕をぬらす夜は

友人が詩集を送ってくれました。


ありがとう。

感想を書くのは今はすこししんどいね。

またいずれ書くかも。

もしくは、今度会ったときに話ができれば。

このことばを僕に分けてくれたことを感謝します。


ひとまず、心に残った詩を写しておこう。


*


もしも 私が死んだら

おざしきぼっこに私はなりたい

誰にも知られず ざしきの中で

みんなと一緒に笑っていたい


*


神様

あなたは私の怠けぐせをなげかれて

私をこんな病気になさったのですね

あなたが私に与えてくれたものを

私はちっともつかおうとしなかったから


でも神様 おねがいです

もう私を試みにはあわせないでください


私は弱い人間です

私が今 私のもっているあらゆる力で戦っていることを

でももうこれ以上は耐えられないことを

あなたは一番良くご存じではありませんか


*


暗闇の中で一人枕をぬらす夜は

息をひそめて

私をよぶ無数の声に耳をすまそう

地の果てから 空の彼方から

遠い過去から ほのかな未来から

夜の闇にこだまする無言のさけび

あれはみんなお前の仲間達

暗やみを一人さまよう者達の声

沈黙に一人耐える者達の声

声も出さずに涙する者達の声






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