タイトルは、種村季弘氏の『澁澤さん家で午後五時にお茶を』のパロディですが、まあ誰も気づかないだろうな。
7月23日。
今野書店に行き、土門蘭さんの『戦争と五人の女』を納品。さっそくフェア台に並べていただく。
13時30分、次の本の著者・智秋さんとデザイナー見元さんと待ち合わせ。
今野書店に案内して、いろいろとフェア本を買ってくださる。
見元さんは後藤さんの『サハリンをわすれない』と土門さんの『経営者の孤独。』を。
智秋さんは『ラディカル~』を。
その後、商店街のビストロでオムライスやナポリタンを前にランチミーティング。いい本になるに決まっている。
17時。
銀座へ移動開始。今野さんと森岡さんはけっこう遠い。
19時から、今野書店の担当書店員・花本さんをお迎えして、インスタライブ。
一冊の本だけを売る本屋さんと、都内屈指の棚作りの上手さを誇る街の本屋さんの対話。
20時に終了。
森岡書店の柏崎さん、森岡さん、大川さんと片づけ。
在廊していない間に、前職の後輩が来てくれていた。
彼が差し入れてくれたお菓子を4人でわけて、暗くなった路上で食べる。
疲れた身体に、ほのかな甘みが心地いい。
世間では開会式をやっている時間帯。でもそんなことは関係なく、夏の夜に、友人が持ってきてくれたベルギーワッフルを皆で立ったまま食べている。
何年か経って、憶えているのはたぶんそんな些細な場面なのかもしれない。
友人の顔が見たかったな。彼はフリーペーパーをちゃんと持って帰ったかな。そんなことだけ気にかかる。
悪くない夜。ということなんだろう。
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