• みずき書林

武田一義さんの〈べき〉論


先日、『なぜ戦争をえがくのか』のトークイベントを行ったのですが、そこで武田一義さんがとても印象的なことを述べていたので、忘れないように書いておこう。


イベントの中で、フロアから、

「我々が戦争を語り、あるいは表現するときに、どうするべきだと思いますか?」

という趣旨の質問がありました。

上記はあくまで大意で、その後に、質問者の「私はこうしたいと思う」という決意表明のようなコメントも続いていました。


これを受けて武田さんが、

「〈~するべき〉というのは、自分に対してだけ使ったほうがいいと思います。他人に対して〈べき〉と言い始めたら、それは暴力になってしまうかもしれません」

ということをおっしゃってました。


続けて、質問者のコメント後半の決意表明を読んで、

「あなたがそのように思っているのなら、きっとそれでいいのだと思います。そう思っていることを、自分でしっかり実行していくのがいいのだと思います」

という趣旨のことを言われました。



これはとてもいいことばだったなあと思います。



以上、前回前々回書いたことにも関係があるような気もするので。


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前期の授業最終日。 いつもはわりと周到に準備をして、何を喋るかもざっと原稿を作って望むのだけど、最後の30分は完全にフリースタイルで。 案の定、フリースタイルで喋ったから、うまく伝えられなったのだけど。 あえて断言しますが、学部の大学生活にとって、授業なんて1割か2割程度の重要度しかありません。 ほかの8~9割は、たとえばサークル活動をしたりバイトをしたり、友だちと徹夜で無意味な議論をしたり酒を飲