• みずき書林

海はいいのぅ。


ずっと海を見ていました。


眼の底が青くなりそうなほど、海も空も青い。

そしてもう、ひたすら暑い。


こんなことを書くと、たかだか1日瀬戸内海を見ていただけのくせにそんな大仰なことを考えるには及ばん。と言われるのは間違いありませんが。たしかにまあ、多少恥ずかしいことを書くようですが。

でもまあ、書いておきます。

いいですか。

書きますよ。


ことばにできないことは、あります。

より正確に言おうとするなら、ことばを使うしかないことにーーそれすらも思うままに使いこなせないことにーー呆然としてしまうことは、あります。

ずっとつながっている海や、遠くまで続く空や、刻々とかたちを変える雲や、足元の小魚やカニを眺めていると。人間がことばにできないことは、おそらくあります。

海も空も雲も魚もカニも、ことばは使っていません。

我々がことばを使えることは素晴らしいことであり、同時にことばを使わないといけないのは、なにがしかもどかしいことでもあるようです。

我々がことばを持っていることは素敵なことであり、でも空や海や雲や魚は、そのことを特別羨んでもいないみたいです。

普段見慣れないきれいな海を見ていると。そんなような大げさなことを考えてしまいますね笑。


ともあれ、海はいい。





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