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  • 執筆者の写真みずき書林

瀬戸内海の片隅に


昨日は『この世界の片隅に』をテレビで観る。

もちろん一度観ているし、原作漫画も読んだし、片渕監督のトークイベントを聴いたこともあるが、あらためてとてもいい映画。


手前味噌な話をする。 冒頭で大正屋呉服店が少し映る。 終盤で焼け跡に青い鬼火が見える。 ともに短いシーンだが、ともに早坂先生のエッセイでも触れられている。 早坂先生は原爆投下後の広島に入って、小雨のそぼ降る夜に広島駅で一夜を明かし、そのときに無数の青白い鬼火を見ているという。 戦後は『夢千代日記』はじめ広島を扱った作品をたくさん作り、大正屋呉服店についてもエッセイに書いている。


なお、昨夜の裏では『美の巨人たち』で高畑勲を特集していた。

こちらも現美で展覧会やっているから、観に行かないと。


そういえば。と思いつくままに書き連ねるが、『この世界の片隅に』のすずさんの婚礼のシーンは、井上光晴の『明日』の同じようなシーンを思い出させる。


『この世界の片隅に』のこうの史代さんは広島出身。高畑勲さんは岡山育ちで『火垂るの墓』の野坂昭如は兵庫。早坂暁さんは四国松山。

みんな瀬戸内海沿岸ゆかりの人たちです。



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