前職を辞めてからちょうど1年が経ちました。
3月の初めから独立に向けた動きは開始していて、実際に登記的に新会社が設立されたのは4月の半ばです。
そういう意味では、区切りとか記念の日とかはあってないようなものなのですが、とはいえ昨年の今日のことはよく覚えています。
20日付で前職を辞めて、翌日から最後の仕事として、ワシントンDCに行ったのでした。
いわば、立場上は無所属ながら、前職の最後のお勤めと、新会社のご挨拶を兼ねて、さらにいえば卒業旅行のような気持ちすら抱いて、一週間足らずアメリカに滞在したのでした。
いちおう最後の仕事として行ったのですが、なんだかふわふわした気持ちで過ごしたのを覚えています。
多少の感傷もありました。なんといっても、この旅から戻ったら、16年務めた会社にはもう二度と行かないのですから。
そして同時に、とても解放的な気持ちでもありました。
DC滞在中に何度も「岡田さん、妙に明るいですね」といろんな人に言われました。
ちょっとした不安と、奇妙な高揚感がありました。
そのちょっとした不安と、奇妙に高揚した気持ちは、1年が経った今でも持続しています。
この1年間はとても楽しいものでした。周りにいてくれた人たちのおかげです。そしてその楽しさは2年目となる今年も、ほぼ間違いなく維持されるでしょう。
いうまでもなく、楽であることと楽しくあることは違います。今年も楽ではないのでしょうが。
しかし楽しく賑やかなのは、どうやら確かそうです。
帰国して実質的な初仕事は何だったか。
よく覚えています。
帰国の翌日に錦糸町に行き、岡本広毅先生ともに森瀬繚さんに会ったのでした。
『いかアサ』最初期の仕事でした。
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