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  • 執筆者の写真みずき書林

環境について。ちょっとしたこと


モノがたくさんあるのが好きではなくて、必要ではないものはなるべく持たないようにしています。

べつに環境に配慮しているとかそんな高尚なことを考えているわけではなく、単に荷物が増えるのが嫌で、なるべくモノのない部屋に住んでいたいというだけです。

だからテレビもないし、それに付随するDVDやらブルーレイやらの機器ももっていません。

映画はPCかkindleで見て、音楽はBluetooth接続の携帯スピーカーで流します。

リビングルームには絵が一枚かけてあるだけで、装飾らしいものは他になにもありません。


しかし、モノを増やしたくないとはいえ、本というモノだけは例外的に増え続けます。

自分の出版社の刊行物が増えるのはもちろんですが、購入する本もどんどん増えていき、段ボールに詰めてトランクルームに放り込むことはあっても、ほかのものと違って、捨てることはありません。

それにこういう商売ですから、どんなにペーパーレスに勤しんでも、紙ごみは毎日生まれます。


だからそれとバランスをとるために、普段の暮らしではなるべくモノを増やしたくないのかもしれません。



「べつに環境に配慮しているとかそんな高尚なことを考えているわけではなく」と書きましたが、最近、ちょっと考えないわけでもありません。

ささやかでも、できることはしたほうがいいんだろうなと思います。


エコバッグとかマイボトルとか、割り箸を使わないとか、ゴミの分別とかリサイクルとか。

そういう日々のことも重要です。

そしてその延長で、なるべくモノを持たないように暮らすというのも、それなりに意味があるだろうと。そもそもテレビを持たなければ、スーパーでビニール袋を1万回断るくらいのごみ削減効果はあるだろう、ということです。


(たぶんこういうことは、かなりの部分、「自己満足」でなければならないと思っています。自分自身の充足や喜びのためにやってもいいし、それどころか、むしろそれがないと長続きはしない。

だから――いうまでもなく――「みんなテレビを持つのをやめようよ」などと言っているわけではありません。それぞれが、それぞれの快楽と楽しみが続く範囲内で、気に入ったことをやればいいのだと思います。

地球が好きなのではなく、地球環境に配慮している自分が好き。たとえそうであっても、何もやらないよりははるかにましです。

そういう意味では、僕は環境意識が前よりは高まっていますが、それを「高尚なこと」とは思いません。僕はなによりもまず、自分の満足のためにやっています。エコバッグを持っている自分のほうが、持っていない自分よりも気に入っていて、ちょっと褒めてやってもいいと思っている、というだけの話です)


というわけで、この週末に思いついて、ちょっとしたプロジェクトを検討中です。(ほんとにちょっとしたことですが)

それを思いついたきっかけが、ものすごく久しぶりに目にしたテレビだった、というのは皮肉なことですが(笑)。

まずはまわりの人たちと意見交換をするところから。


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