• みずき書林

男鹿和雄さんの画


早坂暁『この世の景色』のために、男鹿和雄さんが画を描き下ろしてくださいました……!


早坂先生とは共通の知り合いの方がいらっしゃって、その方のご紹介で、今回の本の装丁に画を描いてくださることになりました。

とても光栄なことで、なんと御礼を申し上げてよいやら、わかりません。


早坂先生の故郷、四国・松山市北条です。

鹿島から見た風景で、小さな漁船の連なりの向こうに、北条の灯りが光っています。

あの灯りのひとつが先生の実家なのかも、と奥様はおっしゃっています。


普通に立って見ているときの視線の高さです。

おだやかな海と、しっとりとした街の光と、雨上がりの夕雲が描かれています。

それは、早坂先生の文章にも通じる味わいのようです。

今回装丁を担当するブックデザイナーは、「早坂さんがあの世から見た、この世の景色のようだ」と評しました。



男鹿さんには『ウミガメと少年』という絵本があり、文章は野坂昭如。

野坂昭如は早坂先生とも親交があり、今回のエッセイ集の一編「瀬戸の海」にも登場します。

また男鹿さんは高畑勲さんを尊敬されていたとのこと。高畑さんは僕の遠縁にあたります。


早坂先生も高畑勲さんも野坂昭如ももういませんが、ちょっとずつ縁が重なって、今回の本に画を描いてくださることになりました。

早坂先生も喜んでおられると思います。



……しかし、『いかアサ』の山田南平先生しかり、カバーにイラストを使用したときの画家がいつも豪華すぎて、恐縮するしかありません……。



最新記事

すべて表示

6月26日(日) 目下進行中の日記にかかわる単行本企画、2度目の研究会兼編集会議。 1530より明治学院大学にてハイブリッド。 対面参加者は田中さん、河内さん、大川さん、僕。 オンラインでは島さん、宋さん、小澤さん、中野さん。 それぞれがこの一カ月で調査してきた日記のプレゼン。 僕は伊藤整、高見順、堀田善衛、高松宮、木戸幸一の日記を調べた。 これらのメジャーな日記は、他の方々が調査した庶民や無名の