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  • 執筆者の写真みずき書林

画の公開制作イベント@銀座

ごそごそやっているうちに、4日もブログ更新せず。



金曜は、さる画家さんの個展のオープニングで銀座へ。


早めに着いてしまい、同じく早めに着いていた沖田先生と一緒に中に入れてもらい、関係者の皆さんが準備中のところを、一足先に画を拝見します。これまた一足先にシャンパンと赤ワインをいただきながら(飲めるチャンスは厚かましく逃さない我々)。

神話の数字について。

劉備・関羽・張飛+諸葛亮、アトス・アラミス・ポルトス+ダルタニアン、幸子・雪子・妙子+鶴子、ポール・ジョージ・リンゴ+ジョン、孫悟空・猪八戒・沙悟浄+三蔵法師、ドミトリー・イワン・アレクセイ+スメルジャコフ……など、人類は「3+1」の人間関係を物語化・神話化するのが好き?

といった話をしているうちに、オープニングのメインイベント、画家の公開制作が始まります。



30人くらいのギャラリーが見守る中、巨大なキャンバスと和紙を使って、目の前で画が作られていきます。

画家の制作現場を直接見るのははじめてでしたが、圧巻でした。

いわゆるアクションペインティングというのか、絵筆はほとんど使いません。使ったとしても、絵の具をまき散らし跳ねさせる飛び道具としての用法が主で、筆としての使用はとても少ない。

チューブから直接絵の具を塗りつける。

指を直接這わせて色を広げる。

両手に5本ずつくらい持ったサインペンを連打して細かい模様をつけていく。

そのようにして様々な色彩がついた和紙に、大きなキャンバスを押し付けて固定します。つまり、絵の具の染みた和紙の裏面が表にくることになります。

キャンパスには、満月でしょうか、大きな円が中心に来る写真が張り付けてあります。

そこに絵の具の染みた和紙が貼り付けられると、巨大な円から色彩が四散して飛び出していくような絵が浮かび上がります。

そこにさらに、様々な色を重ねていきます。


画家はときおりギャラリーのほうに接近してきて、遠目からキャンバスの全体を眺めます。

そして足元の絵の具を手に取ると、画に戻っていきます。


素人目には、なにをもって完成とするのか、まったくわかりません。

しかし画家には、たしかな美意識があり、そこに色を置く必然性があるのでしょう。



撮影はOKでしたが、こういう場所でアップしていいのかわからないので、画像の公開は控えます。ともあれ、印象的なパフォーマンスでした。

そして、先日の別府行もそうでしたが、沖田先生にいざなわれて、わけもわからないままに未知の会合に参加する、というのがパターン化しつつあります(笑)。

先導役とともに異界めぐりをするというのも、神話的といえば神話的ですね。



終ったあとは、沖田先生と飲みました。

沖田先生の大師匠・吉田先生のお話、新刊が好調、SNSは難しい、〈丁寧な暮らし〉って何だ(笑)、アカデミシャンとしての主著を作ろう、などなど。


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