5月10日。
夢の島にある第五福竜丸展示館に行ってきました。
ずいぶん昔に訪ねたことがあるのですが、このほどリニューアルされました。
それ自体が箱舟か防護壁を思わせる建物の中に、船がそっくりそのまま収められ、その周囲を展示が囲んでいます。
つい数日前に、これもまたリニューアルされた東京都現代美術館にも行ったのですが、ビキニ事件を描いた桂ゆきの画がありました。
渋谷駅の岡本太郎「明日の神話」が第五福竜丸に材をとったものであることも有名ですね。
船といえば、かつて連合艦隊の旗艦だった戦艦長門も、核実験とは関りがあります。
いまは横浜の山下公園に停泊している氷川丸も、戦中は病院船であり、敗戦直後は引き揚げ船としてマーシャル方面にも行っているはずです。
そして昨年刊行した『マーシャル、父の戦場』との関連でいえば、長門にはかつて冨五郎さんが、氷川丸には原田豊秋さんが乗ったことがあります。
戦艦、病院船、操業中に被爆した漁船。
どれも乗りたくはない。
マーシャルには、漁のための小さなカヌーがあります。
アウトリガーカヌー。
長門や氷川丸と比べると圧倒的に小さく、第五福竜丸と比べても小型の舟ですが、これならいつか乗ってみたいものです。
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