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  • 執筆者の写真みずき書林

自分の本の準備

人生最初で最後になるであろう、自分の本を作っています。

これまで編集者として何冊の本を作ってきたか、前職まで含めると数えることもできません。膨大な数の本を編んできました。

でも自分が著者になるのは今回がはじめての体験です。

そしてほぼ間違いなく、最後の体験になります。


いまは企画書をブラッシュアップしながら、とにかくこれまで書いたブログをすべて読み返しているところ。

ざっとななめ読みして、使えそうなテキストをコピペして溜めていく。

過去のブログ、とにかくテキスト量が多いので、ざっとななめ読みするだけでも、相当な時間がかかっています。

そして自分が書いたものだから当たり前かもしれないけれど、自分ごとだからけっこう面白い。つい読みふけってしまいます。


いま考えている構想は、過去のブログ本文をまず引用し、それを受けていま考えることを書き下ろしていくというかたち。

病を得て、一見何も変わっていないように見えながらもすっかり様相が変わった人生を生きているいまから振り返って、過去の思い出はどのように見えるのか。

たくさんの人と関わりながらひとりで出版社を営み、それを閉じるという行いは、僕という個人にとって何だったのか。

記憶は、どんなふうに生み出されて、蓄積されていくのか。

そんな読後感を持つ本にできればと願っています。





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