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  • 執筆者の写真みずき書林

褒めよう。褒めて。

早坂暁先生は常日頃、

「いいなと思ったら褒めたほうがいい。それも、できるだけ直接伝えたほうがいい」

とおっしゃっていたとのことです。



奥様が書かれた『この世の景色』の「あとがき」にも、銭湯ですごく綺麗な刺青のおっちゃん(どう考えてもヤ○ザである)に「きれいだねえ。ちょっと触っていい?」と声をかけたエピソードが紹介されています。


早坂先生自身も、褒められるととても喜ぶ方だったようです。

テレビや放送関連のあらゆる賞をとり、国から叙勲もされ、故郷からも表彰され、功成り名とげた先生でしたが、よく行く寿司屋の職人から「この前のドラマ見たよ、面白かった」と言われるとすごくすごく喜んでいたと、これも奥様からうかがいました。


ものを作る仕事をしている人は、どんなにキャリアや人気や名声があっても、やはり直に褒められることを欲しているし、その素朴で素直な喜びが、日々を暮らしていく糧になっていたのだろうなと思います。

そんなふうに褒められる喜びを知っているから、ちゃんと誰かを褒めようとしていたのだと思います。



ささやかながら僕も出版社をしていて、褒められると、とても嬉しい。

その日一日にこにこ過ごして、たとえばtweetやAmazonのレビューやメールで褒めてもらえたら、そのテキストは定期的に見直して、またにこにこします。



何であれ、ものを作っている人は褒められることを願っているはずです。

いっぱい褒めるようにしたいなと思います。

そして、いっぱい褒められたいです。はい。



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