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  • みずき書林

褒めよう。褒めて。

早坂暁先生は常日頃、

「いいなと思ったら褒めたほうがいい。それも、できるだけ直接伝えたほうがいい」

とおっしゃっていたとのことです。



奥様が書かれた『この世の景色』の「あとがき」にも、銭湯ですごく綺麗な刺青のおっちゃん(どう考えてもヤ○ザである)に「きれいだねえ。ちょっと触っていい?」と声をかけたエピソードが紹介されています。


早坂先生自身も、褒められるととても喜ぶ方だったようです。

テレビや放送関連のあらゆる賞をとり、国から叙勲もされ、故郷からも表彰され、功成り名とげた先生でしたが、よく行く寿司屋の職人から「この前のドラマ見たよ、面白かった」と言われるとすごくすごく喜んでいたと、これも奥様からうかがいました。


ものを作る仕事をしている人は、どんなにキャリアや人気や名声があっても、やはり直に褒められることを欲しているし、その素朴で素直な喜びが、日々を暮らしていく糧になっていたのだろうなと思います。

そんなふうに褒められる喜びを知っているから、ちゃんと誰かを褒めようとしていたのだと思います。



ささやかながら僕も出版社をしていて、褒められると、とても嬉しい。

その日一日にこにこ過ごして、たとえばtweetやAmazonのレビューやメールで褒めてもらえたら、そのテキストは定期的に見直して、またにこにこします。



何であれ、ものを作っている人は褒められることを願っているはずです。

いっぱい褒めるようにしたいなと思います。

そして、いっぱい褒められたいです。はい。



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新しく出版社を立ち上げた堀郁夫くんのブログを読んでいます。 もともとうちから刊行する予定だった『原爆写真を追う』の新刊情報もアップされました。四十手前の男を捕まえて何ですが、新しいことを始めるひとの初々しさを感じます。 今日は少し、いや、けっこう羨ましい感情が不意に湧き起こって眩暈がするようでした。 僕にはもう新しいことを始める余力はありません。いまやっていることのひとつに、遺言状の制作があります

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