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  • 執筆者の写真みずき書林

造影CTの結果が良かったこと

昨日は通院日。


いまは3週間に1度、ケモといって抗がん剤の点滴を受けにがんセンターに行っています。

加えて、2か月に1度ほどの頻度で造影剤を使って全身のスキャンを取ります。これは抗がん剤が効いているか、いまの治療を継続できるかを判断するためのものです。


もし造影CTの結果、今までなかった場所に転移しているなど明らかな病変が認められる場合は、治療方法を見直していかないといけません。

つまり、造影CTの結果は、現在の病気の状況および今後の予測をするうえで、とても大切なわけです。

もし結果が良くなければ、一歩後退(というかデッドラインに一歩前進)したことになります。


で、昨日は先週受けたCTの結果がわかる日でした。


……現状維持ができていて、あきらかな病変はありませんでした。

ほっと一安心です。


部屋に入るなり、主治医の先生が「大丈夫でしたよ」と伝えてくださいます。

その瞬間、緊張していた身体の力がふっと抜けます。

開口一番、そのことを伝えてくださるのがありがたいです。


これであと2カ月は、いまの治療を続けることができます。

2カ月後といえば9月。

病気がわかってから1年になります。


もう1年です。ほんとうにあっという間でした。

どうやら2年生になれそうです。

それも、非常に幸いなことに、1年前に予想・覚悟していたよりもずいぶんと良いコンディションで。


病気が治ることはおそらくありません。

これは橋を落とし、家屋を燃やしながらじりじりと後ろにさがっていく撤退戦のようなものなのでしょう。

それでも、僕の身体の士気は依然として維持されています。


よい先生とよい薬のおかげです。

そして、運がいいのです。



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