ふん。
要するに、自宅でバタバタ人が死んでも、「医療体制は崩壊していない」と言い張れるということか。
僕は極めて温厚な人柄で知られているが、そんな僕でも、お前らはほんとうにアホなのかと思うよ。
アホというのはどういうことか。
①に、ことばで説明しようという意志がないこと。
言語化能力が低くてもかまわない。でも最低限、ことばを尽くして他者に説明しようとする意志は、リーダーには必要だろう。
②に、まっとうな優しさがないこと。
これも別にいつもニコニコしていろというわけではない。でも、お前らは公共のための仕事をしているんじゃないのか。議員とか大臣とかいうつまらない立場ではなくて、普通の人の立場になって考えてみてはどうか。
ことばにする意欲を持っていない人、他者に配慮しようという意識がない人、僕はこれをアホと呼びたい。
共同体のリーダーになるべき資質、という点において、この国はなにか決定的にはき違えていないだろうか。
まだ総括するには早すぎるけれど、ようするにこの1年半、政府は言語化と配慮の努力を蔑ろにした結果、「皆で協力して乗り切ろう」という気持ちを醸成することに完全に失敗した。
そのかわり、分断と差別と不信感を蔓延させた。
共同体の仕切り役として不適であるのは明らかだろう。
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