• みずき書林

魔法が使えたら


もし一度だけ魔法が使えるなら僕に使ってくれるというメッセージをもらった。

もし一度だけ魔法が使えるなら、僕にも使いたい人がいる。

そんなふうに、みんなが魔法を使いあえればいい。



僕が最期に乗る小舟には、みずき書林の本を乗せてほしい。

それを持って、まずは早坂暁先生のところに行く。

『あの世の景色』と題した続編を書き下ろしてもらおう。遅筆で有名な人だけど、時間は有り余るほどあるはず。

大林宣彦監督にも会いに行こう。

保苅実さんにも会いたい。

あっちの版元も楽しそうだ。

でもあなたたちは当分の間は来るな。



愛犬に手編みのセーターをいただいた。

なんとみずき書林のロゴが編みこんであった。

それを見た瞬間に落涙しそうになったけど、ちょうどドアベルが鳴った。

明治牛乳の飛び込み営業だった。

だから幸か不幸か、涙は引っ込んだ。

明治乳業、ありがとさん。



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覚悟をうながす経験は、満潮時の波のようにやってくるのかもしれない。 ひたひたと足元に寄せてきたと思うと、危うく足を濡らす寸前で引いていく。 それが何度か繰り返されるうちに、確実に波は水位を増してきて、やがて足を濡らし、徐々に足元を満たしていく。 しばらく続く今回の痛みも、そういう波のような経験のひとつなのだろう。 次の痛みは、今回の痛みよりもほんの少し強いのかもしれない。そうとは気づかないくらい少