top of page
  • 執筆者の写真みずき書林

10/29 気力の湧かない日々


前の記事をアップしてから、つまり入院してからもう4日も経ったのか。


この間、昨日と今日の区別がなく、今日と明日の区切りも漠然としていました。

吐き気と痛みと倦怠感。

30分おきに目が覚める微弱な睡眠が、昼となく夜となく続きます。

本も読む気がしない。テレビも見たいと思わない。音楽も耳を潤さず、人の声も辛くなる。

とにかく気力がない。決定的に気力が損なわれた数日でした。


今もまだ、生きたいという自然な感情が湧いてくる感じはしません。

僕は痩せすぎているし、身体中が乾いてがさがさしている。腕なんかもう枯れ木のようです。


それでもね、今日から少し気力が上向いてきつつあるのを感じています。

大したことはできません。

でも午後には散歩に行こう。

15階の病棟を枯れ木のような脚で歩くんだよ。

犬の代わりに点滴のチューブを引き連れてね。


いま点滴交換中の看護師さんにビートルズの『リボルバー』というアルバムは耳馴染みのよさと実験性が両立した素晴らしいアルバムだと話をしました。

病院にいるとこんな話ばかりしてる気がする。

でもそういった些細な話のひとつひとつが、少しづつ回復していくことに役立ってくれるのかもしれません。


最新記事

すべて表示

この入院期間中、気持ち的にけっこう参ってしまっています。 体調的にはそれほど悪くはありません。 だからこそ、そのぶん、ただ単に病室にいて寝ているだけという状況が苦しい。 1日でも早く家に帰りたくて、そのことばかり考えてしまいます。 もっと時間を有効・有意義に使わないとと頭ではわかっていながら、何をしてもいまひとつ集中できません。つい時計ばかり見て、過ぎていかない時間をもどかしく感じてしまいます。

今回の入院では発熱したり意識が朦朧とすることもなく、比較的穏やかに過ごすことができています。 入院当日に急遽行った内視鏡の処置が、胃壁が厚くなりすぎていてうまくいかず、その後も血液中に黴菌が入っていることがわかるなど、いろいろ難しいことはあります。 でも、わりと平穏な体調で日々が推移していくのに越したことはありません。 ほとんど寝ているだけなのですが、いろんな事情で2週間は退院できないことがほぼ確

ここ数日体調が思わしくなかったのですが、本日からまた入院しています。 いま現在、具合はあまり良くありませんが、明日以降、どういう経過になるかよくよく注視していくしかありません。 この間、連絡が滞ることもあるかと思います。 ご迷惑をおかけする方もいるかと思いますが、どうかご了解ください。

bottom of page