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  • 執筆者の写真みずき書林

束見本


出版をやっていると当たり前のことですが、世間的にはあまり知られていないものに〈束見本〉というものがあります。

その名のとおり、完成本とまったく同じ寸法で、同じ用紙・ページ数で作られた、「こんな見た目になりますよ」という見本です。

何に使うかというと、デザイナーさんが装丁を作る際に、背幅を合わせるために使うわけです。

用途はそれだけ。

重要な工程ではありますが、使われるのは一瞬です。



で、手元には、何も印刷されていない、真っ白な本が一冊残ります。

本を作っているとどんどん増えていくものなので、普通は処分してしまいますが、本と同じ製本で作られたものなので、ノートしてもなかなか使いでがあり、落書き帖として最適です。



写真は、『いかアサ』の束見本。

A5判並製・368頁分です(320頁って言ってたの誰だ)。





用紙は、OKアドニスラフW 米坪76g/㎡


2色刷りのことを考えて真っ白な紙にしました。中世っぽさ(?)を少しでも醸し出すために、表面はつるつるではなく、かすかな手触りがあります。

そして、かなり軽いです。


そうとうに分厚い本になりましたが(320頁って言ってたの誰だ)、思いのほか軽いので、持ち運びは便利かと思います。



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