小社の名前は花水木に由来するのですが、いままで花言葉についてはあまり意識していませんでした。
なぜ花水木にしたかというとこういう事情があるのですが、理由がはっきりしているぶん、花言葉については調べもしないで決めてしまいました。
先日、ちょっと調べてみたところ、花言葉はこんな感じ。
「永続性」
「返礼」
「私の想いを受けてください」
「華やかな恋」
けっこうええ花言葉やないか。
作っているのが本だから、誰かの手元に、図書館に、いつまでも残ってほしい。
「刹那的」「はかない」みたいな花言葉だったらいささか寂しいことですが、「永続性」はいいじゃないの。
「返礼」について。
僕はこの版元を作るに際しては、何人もの人からエネルギーをもらいました。
ひとり出版社とはいえ、ひとりでは持ちようのなかった勇気をもらいました。
そういった人たちに恩返しがしたい、力をもらった「返礼」がしたい、という気持ちは、どこかにあります。
「私の想いを受けてください」もそうですね。
本なのだから、誰かと一緒に作っているのだから。
読者の方々や関係してくれる人たちに受けてほしい(あるいはウケてほしい)という想いは大事です。
「華やかな恋」。
これはまあ、どうだろ。
ムリヤリこじつければ、本作りというのは恋文を認めるようなものではあるかもしれません……。
華やか、では決してないけれど。
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