金曜日夜は友人たちと読書会。
読書会とはなにか。
べつに特別なことをするわけではなく、飲み屋で語り合うだけ。
ただし、浮世のことは話さない。
会社の愚痴とか、人間関係のしがらみとか、そういう居酒屋の定番トークはナシ。
あくまで一冊のテキストとその周辺について話題にする。
今回のテキストは、平野啓一郎『マチネの終わりに』。
加えて、その映画版。
サブとして話題になったのは、村上春樹と、『つつんで、ひらいて』など。
最後に番外編として詩を2篇読んで12時前くらいにお開き。
そのとき喋った細かいことは記しませんが、メインとなる平野のテキストが、男女の心理描写を行き来するもので、かつ人物たちの年齢がかなり大きなファクターになるものだったので、参加メンバーの最年少と最年長(僕だ)の年齢差が16歳(!!!)あったことや、女性メンバーもいたことなどが好影響でした。
同じテキストを、他者がどのようなアプローチでどんなふうに読んでいるのかを知るのは、とても楽しい。
それぞれに気になった一文は違ったり。
終わり方への感想およびその後の展開予想もぜんぜん違ったり。
でもツッコミどころはだいたい同じだったり(ケータイを水たまりに落とす件!)。
たまにはこういう清談(?)を楽しむのもよいものです。
次はどんな本にしましょうかね。
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