• みずき書林

Hotter than HELL


唐辛子をくだいて鍋に入れた。

そのすぐあとに、目がかゆい感じがしたので、無意識に右目をちょっと掻いた。

1秒に満たないくらい。

ほんのちょっとだけな。



そしたら、大変なことになった。



顔面の右側で唐辛子を噛んでいる感じ。

目を中心に、右の顔面がちょう熱くなる。

鼻水がとめどなく出てくる。

顔面が、熱い。



唐辛子を触った直後に、絶対に目を触るな。

絶対にだ。


唐辛子を触ったのがたとえ数秒であってもだ。

「唐辛子を触った直後に、絶対に目を触るな」

お兄さんとの約束だ。



すぐに目を洗え(その前にその手を洗え)。

冷たい水をかけつづけろ。

氷で眼のまわりを冷やせ。



うをををと呻きながら、夜のキッチンでひとり悶えた。

夜中に台所でぼくは唐辛子に毒づいた。

死ぬかと思ったよ。


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前期の授業最終日。 いつもはわりと周到に準備をして、何を喋るかもざっと原稿を作って望むのだけど、最後の30分は完全にフリースタイルで。 案の定、フリースタイルで喋ったから、うまく伝えられなったのだけど。 あえて断言しますが、学部の大学生活にとって、授業なんて1割か2割程度の重要度しかありません。 ほかの8~9割は、たとえばサークル活動をしたりバイトをしたり、友だちと徹夜で無意味な議論をしたり酒を飲