top of page
  • 執筆者の写真みずき書林

wam(女たちの戦争と平和資料館)


先週、早稲田にあるwam(女たちの戦争と平和資料館、Women's Active Museum on War and Piece)に行ってきました。

母校のキャンパスからすごく近くにあるにもかかわらず、恥ずかしながら在学中はこういう施設があることを知りませんでした。


博物館ではなく「資料館」と銘打っていることからもわかるように、ここは眺める・見る場所ではなく、読む・調べるための場所だと思います。

入館してすぐの、女性たちの顔写真が並んだパネルが有名であり、またひときわ目を引きますが、管内展示は、膨大なテキストと写真、自由に閲覧できる資料に覆われています。

広くはないですが、じっくり観るためにはかなりの時間を要します。



筆舌に尽くしがたい、という表現はなるべく使いたくないのですが、こういうブログでは簡単には書けない思いが生まれます。

「軍が慰安所を作った」という事実について。

そこで女性たちがどんな経験をしていたのか。

日本政府の対応と教科書・教育のこと。


本を何冊か買いました。

女性たちはもちろん、加害者側でもあった元日本軍兵士の何人かの声が載っています。

「4年も戦場にいる間に、私は輪かんに加わり、無抵抗の人を平気で殺す人間になってしまったのです」

「現地を訪れると、当時の光景や中国の人の苦しんだ顔が蘇ってきて、全身が針で刺されるようです」

中国戦線で4年間戦い、それから沖縄戦に参加して捕虜になり、戦後は語り部として中国を含む各地で日本軍がやってきたことを話し続けてきた近藤一さんの言葉です。

「慰安婦裁判」では加害事実の証言もした人です。


最新記事

すべて表示

ずいぶん暖かい一日。 ここ数日苦しめられていた吐き気も今日は比較的穏やかに推移してくれています。 春眠暁を覚えずというべきか、やたらに眠い午前中を過ごしました。 午後からは仕事。 いま進行中の企画についてオンラインMTGを1時間ほど。 どれくらいのボリュームの本にするのか決めるためには、もう少し内容を精査する必要がある。 それからノルマにしている、自分の本の執筆をブログ3日分。ようやく2019年の

自分の本、やっと2018年分が終わった。 明日から2019年に入る。 どんな文章を書いているのか、チラ見せします。 まず冒頭に、過去のブログの引用をします。ここでは「2018年12月20日」のブログが引用されています。 その後「-----」で区切られた以降は、いまの自分が当時のブログを読んだ感想・回想です。 果たしてこんな内容のものを読みたがる人がいるのかどうか気になりつつも、自分としては可能な限

bottom of page