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  • 執筆者の写真みずき書林

おそアサ会


の刊行を記念したブックイベント、

「おそらくこの世でもっとも影響力があるアーサー王二次創作作品についての大座談会――フランス流布本サイクルを中心に語る会」

を開催しました。


略して、

いかアサ刊行記念、おそアサ会。


編者のおふたりと僕は16時に池袋駅に集合。

小宮先生と買い出し(「どれが毒リンゴっぽいですかねぇ」という不穏な会話を交わしつつ、デパ地下でリンゴを選ぶ。その他、流布本にあやかってブルボンのお菓子詰め合わせなど)。

17時、一足先に会場入りしていた岡本先生と合流。

すぐに登壇の山田先生、嶋崎先生、椿さんもいらっしゃり、先生方と打ち合わせを進めていきます。


この間、僕は基本的に生ハムを切っていました(笑)。

なぜ生ハムかというと、山田先生の見た夢にインスパイアされたからです。


小宮先生はミートパイと、実に美しい円卓ケーキも焼いて来られました。

なんというか、ほんとに何事も達者な方です。



始まってしまえば、あっという間。

嶋崎陽一先生の含蓄のある重厚なお話からはじまり、スクリーンにカインとシャベルが映ったあたりから、フロアがグルーヴしはじめます。

中世では水は緑色で表現されていたこと。

馬がいちいち面白いこと。

基本裸で奇行を繰り広げるランスロ君の一連の画を見ながら、嶋崎先生(呆れ)・椿さん(喜び)・山田先生(苦笑)・小宮先生(大興奮)とそれぞれの目が輝いていたこと。

山田南平先生は、「こんなに画を描いてくださって大丈夫かな……白泉社の人も来てるのに」と心配になるほど(笑)、この会のためにたくさんのイラストを描き下ろしてくださっています。

椿さんは、ランスロットとガウェインの女性への塩対応・神対応を対比させて萌えさせるという、もうこの方の専売特許・独壇場ともいえる芸風を確立(笑)させています。

そして、岡本先生も先日の学会に続き、「言わされ役」というおいしい芸風です(笑)。


トークの詳細については、たくさんの方がtweetしてくださっています。

いかアサ おそアサ

などで検索してご覧いただければ幸いです。登壇者だけでなく、ご参加いただいた皆様がそれぞれに、深く尖った愛情でアーサー王物語を楽しみ、会を温かく盛り上げてくださったことがよくわかります。

ご登壇の方々、お集まりいただいた皆様、ありがとうございました。



そしてここからさらに、新しい企画も生まれました。

いかアサに続く、アサめしとは何か?

引き続き、ご期待ください!


生ハム原木


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