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  • 執筆者の写真みずき書林

サリエーリは美味しい

昨日は音食紀行・遠藤雅司さんの出版記念イベント@銀座。


『宮廷楽長サリエーリのお菓子な食卓』(春秋社)と、アッシリアを描いた漫画『ネオ・エヌマ・エリシュ』(エリー著、マッグガーデン)の合同出版記念パーティ。



サリエーリにゆかりの楽曲を8人編成の管弦楽団が生演奏する、とても贅沢な幕開け。

やはりライブはいい。音の粒立ちと心地よさが録音とはぜんぜん違います。

ずっと聴いていたい。





メイン企画は、当然料理です。



写真はカパウン(ローストチキン)

パステーテ(スズキのパイ包み焼き)


ほかにイタリア風ライスズッペ(チーズリゾット)

グリースノッケルンズッペ(セモリナ粉とバターで作った団子が入ったスープ)

シュプリッツクラプフェン


古代ビールと、ヒポクラテスの袖とよばれるスパイス入りの赤ワインもとても美味しかった。



書籍をいただいたので、レシピを見ながら、いずれ自分でも作ってみようかと思います。



サリエーリは、FGO以前は一般的には『アマデウス』が有名で、モーツァルトを死に追いやった嫉妬深い老人として認知されてしまっているふしがあります。

しかし、彼の実像はどうやらそういうものではなさそうです。

当時としては長い74年の生涯を生きたサリエーリは、晩年にモーツァルト毒殺の噂を立てられ、悲哀と孤独を感じることになりますが、それも含めて、この本では、甘いものを愛し、しょうもない失敗もし、人望もあり、働き者でもあった人間臭いサリエーリ像が描かれています。


料理ももちろん美味しそうですが、料理の歴史をひもときながら、サリエーリという人物が文章と料理の間からほのかに立ち上ってくるのが、本書の大きな魅力です。




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