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  • 執筆者の写真みずき書林

不定期連載①―会社のつくり方 その1

というタイトルをつけましたが、本当に連載するのかどうか。


会社を作る際にどういうプロセスが必要でどれくらいの時間がかかるものなのか、備忘録としてちょこちょこ書き留めておこうと思います。

備忘録といったところで次の機会があるとも思えませんが(いや。人生何が起こるかわかりません。そもそも会社を立ち上げようなど、ほんの半年前は本気で思ってはいなかったのだから)。

それに、もしかしたら誰かの参考にはなるかもしれませんし。


出版社を作るといっても、様々なかたちがあります。

作る本の内容によっても、流通をどう考えるかによっても、戦略や方法論はぜんぜん違うと思います。

僕自身も、とりあえず確立したいまの方法が正解なのか(少なくともこれから先、生きていくことができるのか)、よくわかっていません。

このやり方が正しかったのかどうか、今後身をもって検証していくことになるでしょう(恐ろしくて身の毛がよだちます)。

ここでは、

・ひとりで

・自宅で

・流通はトランスビュー方式と取次を併用

・刊行物は人文系、価格帯はやや高め、少部数

というようなことを考えてスタートした版元のケースをご紹介します。


今後の目次代わりにto do リストを列記すると、

1.真っ先に着手すべき登記手続

2.社屋をどうするか考える

3.パソコンやらプリンタ、FAXなどインフラ整備

4.流通のことを考えて必要な人に会いに行き、必要な組織に加入する

5.主要書店・TRCなどのことを考える

6.ISBNの取得

7.倉庫の検討

8.印刷・製本所との折衝

9.1を受けて法人口座開設

当時のメモによると、このあたりまでを最初の3週間ほどで行っていました。

もちろん同時進行で、刊行に向けた編集や営業も進めていきます。


あらかた終わった今だからこそ言えることですが、よくやったねマジお疲れ、という感じではあります。

そのいっぽうで、めちゃくちゃしんどかったとか、辛かったという記憶もとくにありません。やることは山積していましたし、何が何だかわからず不安も多かったですが、とはいえ毎日てんこ盛りだったのも確かです。

もう一回やれと言われれば、当分はいいかなという気持ちですが、やるべきこととやりたいことが直通でつながっていたことは、けっこう心楽しいことでもあったような気がします。


ともあれ、どんな会社であれ、まずは法人の実態をあらしめねばなりません。

出版社であれどんな会社であれ、まずは法務局に登記です。


もっとも意味不明で、しかし最優先・最重要の案件、それが登記。

(つづく。たぶん)

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