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  • 執筆者の写真みずき書林

●年前の今日


Googleフォトに「●年前の今日」をお知らせしてくれるサービスがあります。

それによると、4年前、2018年の7月28日には、大川さんの映画『タリナイ』のお披露目と『マーシャル、父の戦場』完成打ち上げを浅草で行っています。

映画に登場する蕎麦屋「かどや」でみんなで天丼を食べたのでした。


3年前、2019年の同日には、『なぜ戦争をえがくのか』の取材で、画家の諏訪敦さんのアトリエを訪れています。

時間通りに行ったら、直前まで仕事をしていたらしい諏訪さんが険しい表情で現れて「あと30分後にもう一回来てもらっていいかな」と言われ、緊張感がマックスになったのでした。


2020年の同日はコロナ真っ只中。

なんの予定もありません。

というかこの年の7月はほとんど何の用事もない7月でした。

あってもすべてオンライン。


2021年7月28日。

森岡書店と今野書店で『なぜ戦争をえがくのか』展示会が同時進行していたときでした。

僕は壁新聞の説明パネルを設置しに今野書店を訪れています。

2日前には畑澤さんの『母と暮せば』の2刷ができあがり、合間に非常勤講師もやっていました。暑くて、怒濤の日々でした。

そして2週間後に、僕は激しい腹痛に見舞われて倒れるのです(笑)。


時代を感じる説明パネルの文言


こうして振り返ると、いろいろありますね。


そして「●年前の今日」なんて通知は、やっぱり、楽しんで振り返るに値する生活を営んでいることが前提となっています。

いつの日か、誰かのスマホに「●年前の今日」の通知が来て、そのなかにもう二度と会えない相手として自分が映りこんでいるかもしれないと思うと、誰にともなく憐れをもよおします。


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